2017/08/30

フランクフルトのシュテーデル美術館訪問1



Cioa!

今回はフランクフルトのシュテーデル美術館の訪問記。

シュテーデル美術館には前回紹介したカール・シュピッツヴェーク作品を巡る旅の中で訪れたよ。

シュテーデル美術館はフランクフルトの代表的な美術館で、展示内容も幅広く、中世から現代まで700年の美術史がここで分かるよ。



アクセスと開館時間は公式サイトでチェック!
シュテーデル美術館 公式サイト
9月30日からマティス展やってるよ!
フランクフルト中央駅から徒歩10~15分



時系列順に見ていくなら、まずは一番上のフロア(2階)からスタート。このフロアは、1300年から1800年までの500年間の作品を展示してるんだ。


古い作品だと、いかにも中世の宗教画って感じのもあるし


バルナバ・ダ・モデナ、聖母子

イタリアルネサンス初期の作品も揃ってるよ。


ボッティチェリ、女性の肖像

僕の師匠の作品も。

ペルジーノ、聖母子と幼い聖ヨハネ

でも、せっかくドイツに来たんだから、北方ルネサンスの巨匠たちの作品を楽しまないとね。

例えば、フランクフルトと同じバイエルン州アウスブルク出身のハンス・ホルバインさんの祭壇画。


ハンス・ホルバイン、Sunday view of the Frankfrut Dominican altarpiece

ホルバインさんは、オランダの神学者エラスムスさん書いた「痴愚神礼賛」の挿絵を担当したことでも有名だよね。


ハンス・ホルバイン(父)
エラスムスの肖像(痴愚神礼賛内のイラスト)

そして、最近日本でも人気のクラーナハさんもバイエルン出身画家のひとり。


ルーカス・クラーナハ、マルティン・ルターの肖像

クラーナハさんはルターの肖像を何度も書いてるんだけど、これもその一枚。一番有名な絵があるのはウフィツィ美術館だけどね。

それから、お隣ネーデルランド出身のヒエロニムス・ボスさんの作品も。


ヒエロニムス・ボス、Ecce Homo

Ecco Homoとは「見よ、この人だ」って意味なんだけど、キリストが拷問を受けてからゴルゴタの丘の行進までの間に、民衆の前にさらされた場面のこと。

同じくネーデルランドのロヒール・ファン・デル・ウェイデンさんの作品もあるよ。


ローヒル・ファン・デル・ウェイデン、メディチマドンナ

ゴシック期の作品でも、レンブラントさんやディルク・ファン・バビューレンさんたちネーデルランド・フランドル勢推しが目立ったよ。さすがドイツの美術館。


レンブラント、目をえぐられるサムソン

ディルク・ファン・デューレン、歌う男

アドリアーン・ブラウエル、苦い薬
この顔大好き♪

ピーター・ブリューゲルの息子のひとりヤン・ブリューゲルさんと、さらにその息子(同じくヤン・ブリューゲル)の風景画メインの歴史画もあったよ。


ヤン・ブリューゲル(父)、レトの嘲笑


ヤン・ブリューゲル(子)、エデンの園とイブの創造
ブリューゲルさんの家系は、同じ名前が複数いるからややこしいよね。

さてと、前半戦はここまで。続きはまた次回。

Ciao!




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